福島第一原子力発電所事故(松浦祥次郎)

シミュレーションの課題 大地震・大津波の規模予測の失敗:予測時の科学的知見の限界 発電所全停電により原子炉計測、データ伝送が不可能となり、事故シミュレーション計算(ERSS及びSPEEDI)が役割を果たせなかった。 あらゆる情報伝達が混乱、このため事故対応が多く不全となった。 事故現場は想像を絶する困難状況を来たした。 社会的に大混乱を来たし、原子力安全確保への社会的信頼が崩壊した。 国内及び海外の原子力利用状況に大きな影響を現在も与えている。